今回は、日本時間2026年2月27日にリリースされたNano Banana2と
Nano Banana Proの生成比較について用途別に分けて解説を行います。
Nano Banana2はAdobe Fireflyでも日本時間のリリース日に即時追加され、
Gemini以外の選択肢が増えてきたのは大きなポイントとなっております。
様々な情報筋ではNano Banana2が優勢の情報が目立っておりますが、
結論から言いますと、イラストの生成に関しましては
Nano Banana2を選ぶべきです。
それでもなお、Nano Banana Proを必要な場面があるのか、
同じ生成回数などの条件下で生成比較を行い、検証していきます。
さまざまな情報が交錯する中で、「どちらがベストなのか」と
悩まれている方も多いかと思われますが、
この動画をご覧いただければ、皆様にあった生成モデルが見つかるか思います。
ぜひ最後までこの動画をご覧いただけましたら幸いです。
一枚絵のモデル別比較

「一般設定」はNano Banana2、「縦横比」は縦(3:4)、「解像度」は2Kを選択し、
プロンプトを下記のとおりに入力し、「生成」をクリックします。
アニメ調 女性 23歳 ギャル風 ライトブラウンの髪 白のオフショルダートップス
デニムパンツ 駅前で誰かを待ち合わせている

スマホを片手に誰かを待ちわせしているギャルの画像が生成されました。
奥にはSHIBUYA 109やスクランブル交差点、スターバックスの看板など
ラフォーレ原宿の看板以外は実際の地理に近く、Nano Banana2の生成精度は高いです。
実際のGoogleマップの画像はこちらになります。


懸念点と言えば、Nano Banana Pro同様、スターバックスなどの企業のロゴを生成してしまう
事象もあるため、これらを注視する必要がありますで、発表する際は慎重に行いましょう。
(注意喚起も含めてアップしております)

Nano Banana Pro、Nano Bananaそれぞれで生成回数1回で
一発生成の精度を確かめていきました。
Nano Banana ProはSHIBUYA 109、久光製薬、ユニクロらしき看板があったりと
地理的な雰囲気は出ていますが、漢字の生成精度の甘さが目立ちます。

Nano Bananaに関しましては、キャラクターのモデリングがギャルらしく完成されていますが、
駅の時計の針が時間帯に対して合っていなかったり、日本語表記の生成が不完全だったりと
不得意な部分が多いのが分かります。

これにより、漢字表記の看板・実在する地理的な場面に生成にはNano Banana2を、
雰囲気を重視されたい方はNano Banana Proが有効です。
全身画像・小物の同時生成比較
続いてはNano Banana Proの頃からSNSで流行り始めた
全身画像・表情集・小物の同時生成を試みます。
今回は事前にNano Banana Proで生成した参照画像を2パターン使用し、
プロンプトを入力していきます。

下記のとおりのプロンプトを入力し、
Nano Banana2、Nano Banana Proで各2回ずつ生成し、比較していきます。
アップした画像の表情集、全身図、バッグの中身などを生成依頼。
◯全てアニメ調
◯画像のサイズは縦
◯全身図は正面、後ろ
◯表情集は顔のみ。普通・笑顔・赤面の3パターン
◯バッグの中身はiPhone 17 Proのオレンジに似ているスマートフォン、化粧ポーチ、
赤いライトワイン色のリップ、USB-Cケーブル、20代女性向けの手帳、
ジェットストリームのようなピンクのボールペン
Nano Banana2では全身画像・表情集・バッグの中身が生成され、
装飾のフレームが施されているなど、高い生成精度へと仕上がってます。
iPhone 17 ProらしいスマートフォンのAppleマークの生成もされておらず、
Appleの商標ロゴの問題もクリアされています。


その反面、一部後ろ姿が生成されていない部分や日本語の生成に不自然な部分があるなど、
背面のパースの整合性や日本語フォントの微細な崩れが確認できます。
それを抜きにしても生成レベルは十分高いです。
一方、Nano Banana Proで生成した際は、全身姿・後ろ姿の生成はされなかったものの、
バッグの中身が横並びに生成されたり、バッグの中身をそのままに生成されてるなど
生成精度の安定さはNano Banana2より優れています。



特にUSB-Cケーブルの色がApple純正品に準じ、同じく白で生成されていますが、
Appleの商標ロゴが生成されているなど、一部課題が残っています。
商標ロゴをFireflyの生成塗りつぶしで消すのが現時点でのベストプラクティスです。
イラストの安定性を重視する場合はNano Banana Proを、
情報量を重視する際はNano Banana2が適しています。
2コママンガでの生成比較
去年あたりから広がっている画像生成AIによるマンガの作成を
Nano Banana2とNano Banana Proで比較していきます。
設定は「縦横比」標準(4:5)の縦型、「解像度」は2K、コマ数は分かりやすく2コママンガ、
下記のとおりのプロンプトを入力して各2回ずつ生成を行います。
◾︎マンガの描写
◯1コマ目
iMacのような一体型デスクトップPC (Appleのロゴは表示させない)近くにはアーム型コンザンサマイク メッシュ型クリエイター向けチェアに座りオーディオ編集アプリでYouTubeの台本を読み上げる。
「Nano Banana2では生成精度が極めて高いクオリテー…」◯2コマ目
セリフを噛み、「あう~」と舌を出し失敗した表情を見せる
はじめにNano Banana2での生成を行いました。
なお、初回の生成では「Appleのロゴは生成しない」というロゴ除外プロンプトを
含めない条件下での挙動を確認しています。

それを抜きにしても、2コマ目のキャラクターの表情における
造作の破綻の少なさに加え、描写の細密さ、オーディオ編集アプリの波形と
アーム型コンデンサマイク、メッシュ型クリエイター向けチェアの生成が
丁寧に生成されています。
その一方で、1コマ目と2コマ目の机のレイアウトに不自然さが残るなど、
生成に関する課題が残りました。
新たに「Appleのロゴは表示させない」を加えて再生成すると、
Appleの商標ロゴは生成されず、1コマ目と2コマ目の生成の違和感が
解消されています。

オーディオ編集アプリとテキストエディットのようなテキストアプリが
横に個別に分割されている細かさもありました。
続いてNano Banana Proで生成した場合、机のレイアウトと
アーム型コンデンサマイクの向きに違和感が生じ、統一感が失われているのが分かります。
Appleの商標ロゴが生成されているなど、マンガ制作による生成精度に関しては
Nano Banana2が一歩リードしている部分があります。

しかしながらも必ずしも劣っているわけではなく、
2枚目の1コマ目にあるアプリケーションアイコンが旧式ではありますが、
Finder、Safari、カレンダーなどが再現されている部分があるなど、
忠実に生成されている部分もあり得意・不得意がはっきり分かれております。
質感や全体の空気感を優先する場合、Nano Banana Proを選択するのが有効な手段となります。

これにより、精度重視はNano Banana2を、安定重視はNano Banana Proと
使い分けが重要になることが分かります。
架空の家電量販店のチラシ
最後は架空の家電量販店のチラシを同条件で生成比較を行なっていきます。
プロンプトも長文になり、構成も複雑で難易度の高い画像生成です。
設定は「縦横比」標準(3:4)の縦型、「解像度」は2K、
生成回数はNano Banana2、Nano Banana Pro共にボツも含めて3回ずつ、
今回使用したプロンプトは下記のとおりになります。
◾︎架空の家電量販店のチラシ
架空の家電量販店の週末のチラシを生成
・新生活応援キャンペーン 一人暮らし用の家電セット
縦型の全自動洗濯機、電子レンジ、一人用の冷蔵庫、炊飯器、掃除機の5点セットで7万円・確定申告作成ソフト パッケージ版
・Androidタブレット端末 特価 15800円
・電動歯ブラシ
・使い捨てカメラ ※1日お一人様1個かぎり
・牛乳色のジグゾーパズル 1000ピース他は家電量販店らしい商品を並べて
まずはNano Banana2で生成を行いましたところ、
「新生活応援キャンペーン!! 一人暮らし用家電5点セット」の欄は
家電の種類と名称が細かく記載されており、丁寧な内容となっております。

しかし、Androidタブレット端末や電動歯ブラシ、40型液晶テレビは内容と一致しておりますが、
他の項目に関しましては、確定申告作成ソフトのパッケージに記載の年代が2023年と
過去のパッケージを広告に出していたり、重複する部分や家電の種類と説明文が一致していない
もしくは日本語表記に違和感があるなど、全体的に課題が残る生成結果となりました。


一方でNano Banana Proでは、「新生活応援キャンペーン」に記載の家電の
種類やノートPCの型番が記載されておりませんが、Androidタブレット端末、
牛乳色ジグゾーパズル、使い捨てカメラなど商品の種類画像と全て一致しております。

前の項目で挙げました全身画像・小物の同時生成比較と同様、
生成精度の高さはNano Banana Proが優れていますが、
Nano Banana2の方が家電量販店のチラシとしての情報量が多く、
視覚的には広告として成立しています。
Nano Banana2とNano Banana Proの生成比較の解説はいかがでしたでしょうか。
今回生成を検証した結果、いずれかが一方的に優れているわけではございません。
迷った場合は、まずNano Banana2を使用し、
より安定した構図や破綻の少なさを求める場合に
Nano Banana Proを使い分けるのがおすすめです。
また、今回は日本語入力によるプロンプト入力に限定しましたが、
英語入力によるプロンプト入力にした場合、結果が違う可能性もあります。
それでもなお、プロンプト入力が日本語にだいぶ浸透してきました。
これからの生成精度の向上およびアップデートが期待されます。
修正に時間をかけるより、目的に応じてモデルを最初から選ぶことが、
タイムパフォーマンスの向上に直結します。
実際にNano Banana2とNano Banana Proで生成比較した感想や、
気になる点があれば、ぜひコメント欄で教えてください。



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