日本時間2022年3月9日午前3時より開催された「AppleEvent」。
今回、春のAppleEventではかつてから噂されていた
「iPhone SE(第3世代)」をはじめ、ミドルクラスのiPadである
「iPad Air」など、合計4つのラインナップが発表されました!
しかも今回は新設デスクトップシリーズ「Mac Studio」を
投入するなど、TwitterではYouTuberのHIKAKINさんをはじめとした
世界中のAppleファンが夜中に大盛り上がりする場面も!
ラインナップされた商品は絵描きにとっても
見逃せないものばかりでしたので全てご紹介いたします^^
目次
iPhone SE(第3世代)
A15 Bionicチップ搭載
iPhone 13に搭載されていたA15 BionicチップがiPhone SE(第3世代)に搭載!
スペックが最新のiPhone 13に近づき、
さらに低価格を実現したモデルはまさに破格です!
ホームボタンは健在
iPhone 8、SEシリーズに搭載されており、
今もなお根強い人気のあるホームボタンは第3世代でも健在!
物理ボタンであるホームボタンは
Touch IDによる指紋認証のセキュリティもあって
世界中から人気の高いシリーズです。
5Gに対応
前モデルの第2世代では5Gが見送られてしまいましたが、
今回の第3世代では5G対応となっております。
日本国内では総務省の資料によると、5Gの普及率は2025年の予測図では
モバイル回線全体の20%とまだまだ恩恵が少ないのですが、
世界規模では5G普及が進んでおり、これからの日本の躍進に期待です。
総務省 令和2年版 情報通信白書
https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/r02/html/nd114140.html
概要
発売日 | 2022年3月18日 (2022年3月11日にて予約開始) |
カラー | スターライト、ミッドナイト、PRODUCT RED から選択 |
OS | iOS15 (最新であるiOS15.4搭載を予想) |
ストレージ | 64GB、128GB、256GBから選択 |
ディスプレイ | スクリーンLCD Multi-Touchディスプレイ |
画面サイズ | 4.7インチ |
解像度 | 1334×750、326ppi |
チップ | A15 Bionic 6コアCPU 4コアGPU 16コアNeural Engine (iPhone 13と同じ) |
カメラ | 12MP広角カメラ |
センサー | Touch ID |
バッテリー駆動時間 | ビデオ再生:最大15時間 (ストリーミングでは最大10時間) オーディオ再生:最大50時間 |
サイズ | 高さ138.4mm、幅67.3mm、 奥行き7.3mm、重量148g (iPhone 8、iPhone SE 第2世代と同じ) |
ワイヤレス充電 | Qi充電器にて対応 |
高速充電 | 30分で最大50%充電 (別売り 20W以上のアダプタ使用による) |
5G | 搭載 |
通信事業者 | NTT docomo、au、 ソフトバンクモバイル、楽天モバイル |
10.9インチ iPad Air
今回のiPad Airはモデルチェンジを行なっており
ミドルクラスのiPadとしてより地位を確立したかたちになりました。
ついにM1チップ搭載!
MacBook ProやMac mini、iMacに搭載されたM1チップがiPad Airに搭載!
大幅なグラフィック処理を高速で処理を行うことにより
PhotoshopやIllustrator、CLIP STUDIO PAINTなどの
ペイントアプリでストレスなく作業を行うことができます。
Apple Pencil(第2世代)対応
モデルチェンジに伴ってApple Pencilも第2世代へ対応となりました!
これでApple Pencil(第1世代)対応機種は
無印iPadシリーズのみとなり、一般普及型のシリーズとの
差別化がより鮮明になりました。
概要
発売日 | 2022年3月18日 (注文は2022年3月11日より開始) |
価格 | 74,800円(税込)〜 |
カラー | スペースグレイ、 スターライト、 ピンク、 パープル、 ブルーから選択 |
ディスプレイ | 10.9インチ Liquid Retinaディスプレイ |
解像度 | 2360×1640ピクセル |
プロセッサ | Apple M1チップ 8コアCPU 、 8コアグラフィックス Apple Neural Engine 8GB RAM |
ストレージ | 64GB、256GBから選択 |
カメラ | 12MP広角カメラ、f/1.8絞り値 |
サイズ | 高さ247.6mm、幅178.5mm、奥行き6.1mm、 重量461g(Wi-Fi +Cellularは462g) |
ネットワーク | Wi-Fi、Wi-Fi Celluerから選択 |
センサー | Touch ID |
ポート | USB-Cコネクタ |
Apple Pencil | 第2世代に対応 |
Mac Studio
今回新設されたデスクトップモデルの「Mac Studio」。
Mac miniの上位機種の位置にあたりますが、
M1搭載Mac miniも超えるハイスペック機種に仕上がっています。
もはや「Mac Pro mini」ともいえるスペックとなっていますので詳しく解説していきます。
M1 Maxモデル、M1 Ultraモデルで登場
昨年秋に登場したM1 MaxチップをMac Studioに投入。
これだけでもデスクトップモデルとしてもかなりの上位クラスになるのですが、
新たに製作された「M1 Ultra」チップは10コアIntel i9搭載iMacの5.3倍のパフォーマンスを実現!
PhotoshopやIllustratorだけではなく、Final Cut Proもガンガン稼働できる
夢のあるマシンへ仕上がりました。
Studio Displayとの接続で威力を発揮
後述で解説する「Studio Display」をモニタとして接続することにより
よりよいパフォーマンスを得ることができます。
DTPなど印刷や写真などで高画質現像を再現するための値である
Adobe RGBとも相性が良く、希少かつ高価なEIZO製の
カラーマネジメントモニターの代用品としても期待が持てます。
概要
発売日 | 2022年3月18日 (注文は2022年3月9日より開始) |
価格 | 249,800円(税込)~ |
仕上げ | シルバー |
プロセッサ | Apple M1Max チップ 、 Apple M1 Ultraを選択可能。 |
メモリ | Apple M1Maxモデル:32GB Apple M1 Ultraモデル:64GB (オプションにて64GB、128GBに変更可能) |
Ethernet | 10GB Ethernet |
ストレージ | Apple M1Maxモデル:512GB SSD、 Apple M1 Ultraモデル:1TB SSDから選択 (オプションにて1TB SSD、2TB SSD、4TB SSD、8TB SSDに変更可能) |
サイズ | 高さ9.5cm、幅19.7cm、奥行き19.7cm、 重量2.7kg(M1 Ultraモデルは3.6kg) |
ネットワーク | Wi-Fi6 |
ポート | Thunderbolt 4、USB 4、USB 3.1 USB-A×2、HIDMポート×1、10GB Ethernet、 35mmヘッドフォンジャック、 SDXCカードスロット |
Studio Display
今回のMac Studioと同時発売するディスプレイである
「Studio Display」
2020年にMac Pro(Late 2020)と同時に登場した
Pro Display XDRの普及版としてラインナップされました。
Pro Display XDRはあまりにも高額な価格帯であった為、
なかなか手に届きにくい商品でしたが、
近年のMacシリーズやiPad Proシリーズ、
今回発売されるiPad Airにも接続できるなど改良が加えられています。
絵描きやフォトグラファーはRGBもしくはCMYKなどの
値が正確に再現を要求する場面が多いため、
まさに救世主となるディスプレイになります。
スタンド3種類から選択可能
ディスプレイを支えるスタンドはデフォルトでは
「傾きを調整できるスタンド」となっており、
オプションで「傾きと高さを調整できるスタンド」や
伸縮アームによる壁掛けや縦横回転が可能な
「VESAマウントアダプタ」が選択可能となっています。
条件が整うことで4台まで接続可能となっていますので
レイヤー表示のみを縦型で表示させてミラーリングを
かける方法も非常に効率的です。
概要
発売日 | 2022年3月18日 (注文は2022年3月9日より開始) |
価格 | 199,800円(税込)~ |
仕上げ | シルバー |
ディスプレイ | 5K Retina 27インチディスプレイ (標準ガラス、Nano-textureガラスから 選択可能) |
解像度 | 5,120×2,880ピクセル |
カメラ | 122°視野角12MP超広角カメラ |
オーディオ | フォースキャンセリングウーファー搭載 6スピーカーシステム、 空間オーディオ、「Hey Siri」に対応 |
スタンド | 傾きを調整できるスタンド、 傾きと高さを調整できるスタンド、 VESAマウントスタンドから選択 |
サイズ(傾きを調整できるスタンド搭載) | 高さ47.8cm、幅62.3cm、 奥行き16.8cm、重量6.3kg |
サイズ(傾きと高さを調整できるスタンド) | 高さ(最低〜最高位置)47.9cm〜58.3cm、 幅62.3cm、奥行き20.7cm、重量7.7kg |
サイズ(VESAマウントスタンド) | 高さ36.2cm、幅62.3cm、 奥行き3.1cm、重量5.5kg |
ネットワーク | Wi-Fi6 |
ポート | Thunderbolt 3(USB-C)ポート×1、USB-C×3、 |
互換性 | 16インチMacBook Pro(Late 2019以降) 14インチMacBook Pro(Late 2021) 13インチMacBook Pro(Late 2016以降) 15インチMacBook Pro(Late2016以降) MacBook Air(Late 2018以降) Mac mini(Late 2018以降) Mac Pro(Late 2019以降) 24インチiMac(Late 2021) 27インチiMac(Late 2017以降) 21.5インチiMac(Late 2017以降) iMac Pro(Late 2017) ※macOS Monterey12.3以降を インストールにより対応12.9インチiPad Pro (第3世代 Late 2018以降) 11インチiPad Pro(Late 2021) iPad Air(第5世代。 Late 2022) ※iPadOS 15.4以降をインストールにより対応 |
おわりに
世界的な半導体不足でこじんまりなラインナップになるかと思いきや
結構デカいラインナップが発表されて驚いています。
今回のAppleEventではMac Proにも言及していた為、
早ければ今年の秋にも発売されるのかも・・・?
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