2022年2月28日に素材ツールが38点追加され、
その中でも光る神素材「トレス素材」が追加されました!
これまではトレスを手助けするペイントアプリは
CLIP STUDIO PAINTの独断場で王道の3Dツールをはじめ
対抗馬としてイージーポーザー、カスタムキャスト、PoseItをご紹介してきました。
今回は追加された「トレス素材」について詳しく解説していきます^^
■参考記事
使い方
①「素材ツール」をタップし、「トレス素材」を選択します。
②30種類のうちトレスを行いたい素材をタップします。
「P」文字の素材はプレミアム機能(月額・年額課金)の
加入により解放される素材になります。
体育座りのポーズや俯瞰のポーズなど欲しい素材に関しては
やはり課金になっているところが上手いです(笑)
③移動変形ツールでスワイプして拡大縮小・移動が可能になり、
パース変形で傾きを変えることが出来ます。
サイズ・位置・角度が整ったらレ点をタップして完了です。
素材ツールは選択した時点で新規レイヤー扱いになるため
わざわざ新規レイヤーを作成する必要がないため、動線作りが非常に簡単です。
素材、ラフ、完成品イラストとの比較
こちらがトレス素材、ラフとの比較になります。
レイアウトを少し見栄えがしやすいように角度だけ変更して
トレスを行ったラフが写真右側になります。
さらに、ここから線画・彩色を行って完成した
ブログのイメージキャラクターがこちらになります。
作成時間は2時間45分ほどですが、なかなかいい感じに
仕上がりましたので、ホントにトレス素材のありがたさを感じます…!
トレス素材のメリット・デメリット
メリット
トレスによる収穫はとても多く、頭身の正確性や
ポージングのインプットにつながるため、
ポージングの引き出しが少ないうちは積極的に使って
頭身のバランス間隔や引き出しを身につける方法として効果的です。
どうしても作品が完成させられないよ・・・
と悩まれた方にとっても手助けとなる素材なだけに
ハードルを乗り越える手段としてガンガン使っていきましょう。
デメリット
3Dポーズ人形のように多角的に操作が出来ない素材であるため
どうしてもポージングの幅に限界がある点は否めません。
無課金でここまで出来る点でも画期的であるため
贅沢は言えませんが、一定の段階になったら
自力で描けるように練習方法を変えるか
PoseItやカスタムキャストに代替えするのも一つの手段です。
また、全般的に顔がやや小さめで、手が拳の場合は描き込みが
やや甘めになっているため、気になる方は修正を加える必要があります。
おわりに
トレスは昨今のざわつきの流れから「トレスは完全に悪だ!」という意見も
多数ございますが、今回追加された素材に関してはアイビスペイント公式の
許可の範囲内で使用する分には構わないと思います。
登場して間もないでは「アイビスペイントのトレス素材で描いてみた」という
文言を入れて二次創作を描いて楽しむツイートもたくさんあり、
ユーザーの救済措置としてもお絵描きを楽しむ素材としても注目されています。
成功している事例になっていますので、初心者の方は正しく使用して
ガンガン練習していきましょう^^
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